ふしぎデザインブログ

デザイン事務所「ふしぎデザイン」の仕事や考え、メイキングなどを掲載するブログです。

秋の鯖江に、デザイナーと作り手を訪ねて

つい昨日、福井県の鯖江に住む友人の森くんのもとを訪ねてきた。 仕事で金沢に行く用事があり、そのついでにということで立ち寄らせてもらったのだ。 北陸新幹線に初めて乗りました 大学時代の同級生である森くんは現在フリーランスのプロダクトデザイナーを…

大変な時代を遊ぶ

もう2ヶ月ほど前になるが、大阪で友人のイラストレーター・漫画家のイシヤマアズサさんとお話する機会があり、お互いの仕事などを話す中で、ひとつ面白いお話を聞いた。 イシヤマさんの最新作。生活の喜びとかなしみが詰まっていてすばらしい。みんなで読も…

「かみの工作所」の福永紙工さんにお邪魔しました

東京の立川にある紙の印刷・加工企業、福永紙工株式会社を訪問してきました。 工場の隣に建つショールーム。オリジナル製品をはじめカラフルな紙製品が並ぶ 福永紙工と「かみの工作所」 福永紙工はパッケージ制作や複雑な印刷加工に強いとのことで、もともと…

展覧会「COMPOSITION」に参加しました

2017年の2017/10/07(土)から2017/10/15(日)に開催された、大阪のプロダクトデザイナー江口海里さんディレクションによる展覧会「COMPOSITION」に参加しました。 この展覧会は、大阪在住の方を中心に10名を超えるデザイナーが出展するグループ展で、展示のお…

1→10drive試作室のお手伝いをしています

京都発祥、オフィスは東京天王洲にある1→10drive,inc.のお手伝いをはじめました。 1→10drive,inc.は、デジタル技術のプロ集団1→10ホールディングスのグループ会社で、「ブランド・プロトタイピング」というコンセプトを掲げ、モノやサービスにおけるプロトタ…

愛知デザインツアー② 「暮らすひと暮らすところ」を訪ねて犬山に

愛知デザインツアー後半は、最近お知り合いになった戸田祐希利さんの事務所「暮らすひと暮らすところ」について。 www.kurasu-kurasu.com 戸田さんの事務所は名古屋市内から名鉄で30分ほど行った犬山という町にある。 犬山は織田家によって建てられた「犬山…

愛知デザインツアー① ARIMATSU PORTAL PROJECTと有松秋祭り

先日、京都工繊大に勤務するデザインリサーチャーの浅野翔くんに誘われて、彼らの拠点から秋祭りを見るイベントに参加してきた。 場所は愛知県の有松。名古屋から名鉄で30分ほど南下したところにある、古くからの街並みが残る街道沿いの町だ。 浅野くんは以…

デザイン事務所「ふしぎデザイン」を設立しました

この度、2017年4月まで勤務した象印マホービン株式会社から独立し、デザイン事務所「ふしぎデザイン」を東京に設立いたしました。 お知らせするのがすっかり遅くなってしまいましたが、もろもろ準備が整いましたので、こうしてブログを書いている次第です。…

センス・オブ・ワンダー

レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を読んだ。 センス・オブ・ワンダー 作者: レイチェル・L.カーソン,Rachel L. Carson,上遠恵子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1996/07/01 メディア: 単行本 購入: 15人 クリック: 96回 この商品を含むブ…

ムーミン谷の冬

数少ない、何度も読み返してしまう本に「ムーミン谷の冬」がある。 新装版 ムーミン谷の冬 (講談社文庫) 作者: トーベ・ヤンソン,山室静 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/06/15 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (5件) を…

もののけはどんな姿をしているか(もののけデザイン3)

「もののけ」をデザインするにあたって、前々回では「もののけとは何か?」ということ、前回では「もののけとプロダクトの共通点」について触れた。 keitaakiyama.hatenablog.jp そこで、今回はこれまでの展開を踏まえて、「もののけプロダクト」はどのよう…

"Fabのそれから"トークショー再録

以前の記事にひきつづき、個展「想像力の部屋」トークショーを再録してみます。 今回は、ものづくり集団「電化美術」のリーダー中田さんと、Fablab北加賀屋の共同設立者の津田和俊さんをゲストに迎えた、「Fabのそれから」というタイトルのトークです。 この…

豊島美術館に行ってどえらい感動した話

連休の前の平日に休みが取れたので、一泊で瀬戸内海の豊島に行ってきた。 長いこと行けずにいた豊島美術館を訪れるためだ。 豊島はアートの島として有名な直島のすぐそばにある。僕は大阪から鈍行列車で宇野まで行き、そこからフェリーで島に向かった。 瀬戸…

"インターネットは最高"トークショー再録

2年前のちょうど今ごろ、初めての個展「想像力の部屋」を、大阪茨木のグランファブリックさんで開催した。会期は3週間で、週末ごとにゲストをお呼びしてトークショーをやってみた。全三回で、けっこう好評だったんです。 「インターネットと創作」「インハウ…

八百万の神さまとデザインされたプロダクト(もののけデザイン2)

前回書いた記事を元に、「もののけ」のデザインについてさらに考えていこうと思う。今回は、「神さま」と「人と共生するプロダクト」の共通点をいろんな面から見てみることにしよう。まずは和歌山は高野山の話から。 ---------- 高野山のコダマたち 昨年の11…

たいしたことないものを人に見せること

(自戒を込めて書きます) 自分で作ったもの、あるいは描いた絵、作った音楽、文章でも、なんでも良いんだけど、なにか作ったものを誰かに見てもらうことって結構ハードルが高い。 芸事を行う人ならわかると思うけれど、\これを作りました/ と発表することで…

文学のなかのもの

先週末、大学のころの友人と話していた時に、小説、特に戦前の文章の「ものを描写するテクニック」ってすごいよねという話題になった。夏目漱石が羊羹のことを書いた文章とかすごいよという話。あまり思い出せなくてもどかしい思いをしたので、家に帰ってか…

Oracleスピーカーのメイキング

ひょんなことから手に入ったかなりレトロな露出計(https://t.co/FeYTNYupwk)の筐体をリメイクしてスピーカーにしています。スピーカーとアンプはキットで、グラフィックと前面パネルはオリジナルです pic.twitter.com/mF5HTJo5SK— 秋山慶太 (@keita_ak) 20…

「新版 論文の教室」はめっちゃ役に立つ本

戸田山和久「新版 論文の教室―レポートから卒論まで」を読み終えた。 昨年深圳でお会いした松田さんがTwitterでおすすめしており、面白そうだなと思って買ってみたのだけれど、これはものすごく役に立つ良い本だった。 新版 論文の教室―レポートから卒論まで…

人ではない、人とコミュニケーションできるモノ(もののけデザイン1)

「人ではない、人とコミュニケーションできるモノ」がマイブームだ。とても面白いし、自分ができるかどうかはさておき、デザインしがいのあるテーマだと思う。 人ならざるモノ 例えばそれはドラえもん、ポケモン、初音ミクのようなキャラクターであったり、s…

「欲しいもの」を教えて

最近、欲しいものってある? 僕は今使っているものより造形体積の大きい3Dプリンタと三次元加工ができるCNC切削機(できればローランドのやつ)、それからいい包丁が欲しい。 でも、これらはちょっと一般的な需要とは言えないかもしれない。それに、工業製品…

シロメグリフを立体にしてみる

イラストレーターあけたらしろめにより無償配布されているフォント「シロメグリフ」が可愛いと評判なので、立体化してモビールにしてみた。 これは売れそう #シロメグリフ pic.twitter.com/LEUNuiYZQd— 秋山慶太 (@keita_ak) 2017年1月8日 以下メイキングを…

年末年始の読書週間

年末と年始にまとまった休みがとれたので、まとめて何冊か読書をした。 お金の扱い方が苦手なので、その分野の本を中心に選んで、自分にしては結構なハイペースで読んだ。こんな時でないと「読むぞ!」という気にならないものだし。 人工知能と経済の未来 20…

第5回 ニコ技術深セン観察会に参加して感じたこと

2016年の8月15-16日、お盆休みを利用して、チームラボの高須さんが主催する「ニコ技深圳観察会」に参加してきました。 このイベントは、製造業の世界的中心地であり、ハードウェアスタートアップが集う街でもある深圳の様々な現場をめぐり、刻々と変化するも…

saido design projectの楽しみかた

明日・明後日の土日は、今週頭から始まっている関西出身の若手デザイナーによるグループ展「saido design project vl.2 『寿』」京都展の本番期間です。メンバーほぼ全員が在廊するし、土曜日にはレセプションもある。手前味噌ながらなかなか面白い、間口の…

2015年は

あけまして、おめでとうございます!2015年は両方やる年にします。たくさんの人に向けた会社の仕事と、限りなく個人的なプライベートワーク。現在の自分のためにきちんと生活することと、未来の自分のために手を動かすこと。得意なことを伸ばすことと、自分…

展示「青春のエピソード」について

展示「青春のエピソード」について8月30日から、東京三ノ輪にあるスペース「undō」で、あけたらしろめとの二人展を行います。二人展といっても完全に二人で作業するわけじゃなく、オープンリールアンサンブルの佐藤公俊(きみちゃん)と電化美術の青野信仁(…

あけたらしろめへの手紙#1

しろめくん素敵なまんがをありがとう。僕もちょこちょこシロとメロの世界を想像してポンチ絵を描いています。以前ちょっと聞いた話だったり、ブログに載っているストーリーから、二人の住む場所はどんなだろうと考えている。・シロが壊れた機械をつなぎ合わ…

星のラジオについて 遠い会話

星のラジオというものを作ろうと考えている。海を超えて電波をキャッチする短波ラジオよりももっともっと遠く、他の星の放送を受信できるラジオ。実際に宇宙の電波をキャッチするのはNASAとかに任せて、あくまでファンタジーを体験するための装置として、日…

歌う理由 あけたらしろめと秋山慶太のキャラクター展を終えて

展示について、なにか書かなくちゃなと思いながらずっと文章が書けないでいました。 展示を通して出会ったひとがめちゃめちゃ多かったし、自分のものづくりに対する考え方もかなり変わっちゃったので、簡単にはまとめられないなと思ってたんだけど、まとまら…