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工業デザインの練習帳

1988年生まれの工業デザイナー秋山慶太のブログです。

あけたらしろめへの手紙#1

しろめくん

素敵なまんがをありがとう。僕もちょこちょこシロとメロの世界を想像してポンチ絵を描いています。以前ちょっと聞いた話だったり、ブログに載っているストーリーから、二人の住む場所はどんなだろうと考えている。




・シロが壊れた機械をつなぎ合わせてラジオを作ってるという話。ジャンクの山からモノをあつめてきたりするのだろうか。

・この前実際に道に落ちてたラジカセを拾ってジャンク品の別のラジカセと組み合わせ、音が出るようにしてみたんだけど面白かった。壊れたモノを拾うときはなんだか犬を拾うような気持ちがした。







・僕にとって、金星の涙にも出てくるジャンクの山は、相模原市の南部に多い産業廃棄物処理業者のジャンク置き場や、下九沢にもあるくず鉄業者のヤードのイメージ、実際そういうところは退廃的な雰囲気がするんだけど、お話の中ではむしろ何かうまれそうな可能性の場所だよね。

・送った中にもあるけど、一応写真ものせとく。









・この前スカイプで話していた、地下の部屋では昔の電波がまだ飛んでいるのかもという話。なんとなく、ほこりをかぶった図書館を思い起こした。情報の集積が時間を超えるというところに共通点を感じたのかもしれないです。

・ポンチ絵の中に、「本の中に隠されたラジオ」という絵があるけど、そんな暗号じみたラジオがあっても良いと思う。




・なんとなく、二人は旅に出る(小旅行という方がいいかもしれないけど)気がするんだよね。例えば、差出人不明の手紙が届き、そこに入っていたラジオがある場所を示している。とか。

・地図、とか、手紙、とかいうものは、情報のいれものというくくりではラジオなんかのメディアと同じようなものだ。だから、その二つをくっつけちゃうとなにか面白いものができるのではと思う。

・Radio Letterということばの響きが面白いと思った。ビデオレター的な?




・ラジオニウム、と書いた。鉄鉱石なんかを整流に使う鉱石ラジオがあるけど、石そのものが電波をキャッチしうっすらと鳴っているようなものがあっても面白いかもしれない。ラピュタの「飛行石の洞窟」みたいな。

・自然物と人工物の中間のようなラジオがあったら素敵だと思う。

・一枚上のスケッチにある、差出人不明の手紙は洞窟の住人からのもの、とか。。それがメロたちの探しているお母さんとどういう関係なのかはわからないんだけど。
なんとなく、さよならポニーテールの獣人みたいな、変なキャラを想像していた。




・この一枚はちょっと事情が違ってる。この前ピクニックに行くぞ!って準備してたんだけど、雨降っちゃって一日中家の中にいた時があったんだ。家のなかにいろいろものを出して、部屋でキャンプするような感覚っておもしろいなーと思って。それを描いたもの。

・子供のころ、布団と机、椅子を組み合わせてテントを作ってたりしたんだけどそんな感じ。きっと二人の旅支度はこんな感じになっちゃうんじゃないかと思う。

・よく聞くと雨が木の葉にあたる音、建物にあたる音、全部違っているのが分かるし、雨の日は風景が水に濡れてくすみ、青みがかった光が葉っぱをよく照らすので木々の緑色が鮮やかに見えて好きだ。これはあんまりラジオに関係ないけど。

・シロは、きっと機械をいじるときにお腹が減っても大丈夫なように、コーヒー(お茶かも)とサンドイッチとかを持ってきてると思う。左上のカットはそのシーン。




・これはこないだ描いてもらったシロのカットをもとにした一枚。だから上のやつとは違って、草野くんのイメージをおれなりに解釈して絵にしてみたという感じ。電気がコンセントから取れない世界では、火と油とか、太陽、手回し発電、風とか、そういうもので電源をまかなうんだよねきっと。

・このスケッチでは、火と蒸気を使ったスターリングエンジンというものを動力として想定しているけど、(実際できるかどうかはわかんない)きっとラジオの音も、風のなかでランプの炎がゆらめくように不確かで柔らかいものなんだと思う。描いてもらったまんがのなかでシロとメロが聞いている音も、きっと僕らがいつも聴いているシャープでクリアな音とは根本的に違って、もっと手触りのあるモコモコした音なのかなと想像してました。

・冬のおわりに金沢に行ったとき、蓄音機館で聴いた音のことを今思い出した。音の再生機器というよりは、ひとつの楽器として響いていた。そのへんのプリミティブな道具については、また後日かきます。


とりあえず今日はここまで。
まんがとても良かった!感想また送るね。

慶太