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工業デザインの練習帳

1988年生まれの工業デザイナー秋山慶太のブログです。

タダCAD その2

デザイン

タダでCAD造形をアウトプットする方法、前回の続きです!

作りたい形をバキバキにしたstlファイルができたら、次はそこから展開図をつくります。
今回の使用ソフトはgoogle sketchup、さらにunfold toolとsu2stlというプラグインを使います。


1 使用ツールの準備


まずsketchupをインストールします。googleのwebからダウンロードし、指示に従えば簡単です。
このソフトは、紙に落書きをするような気軽さで3D造形ができるのが特長。図形を描いて押し出し、図形を描いて押し出しの繰り返しで、簡単に立体が作れます。主に建築用ですが、やり方によっては細かい造形もつくれるようです。また、google earthの建物データも作成することができます。タダなのに非常に高機能。

次に、二つのプラグインをインストールします。ひとつ目は、sketchupstlファイルを読み込むためのプラグインsketchupには有償の高機能版が用意されているため、無料版ではファイルインポート/エクスポート機能などが省略されています。しかし第三者が開発したフリーのプラグインを使うことで、無料版でもstlファイルを読み込むことができるようになります。それがこちら。(su2stl解説ブログにジャンプ)
sketchupプラグインのインストール方法などは、リンク先の記事を参照してください。意外と簡単です。

もうひとつのプラグインは、sketchup上の造形データを元に展開図を作成するもの。立体を構成している面を順にクリックするだけで、簡単に展開図が作れます。インストールはこちらから。(unfold tool解説ブログにジャンプ)先ほどのものと同じ方法でインストールできます。



すべてが正しくインストールできたら、Sketchupを起動して新規ファイルを作成した時に、上図のように「プラグイン」メニューにunfold toolとExport STL file/Import STL fileのコマンドが追加されます。これでやっと準備完了!


2 stlデータを読み込んで展開する

いよいよコンピュータ上の作業のハイライトです。
先程の図の通り、新規ファイル作成後、「プラグイン」→Export STL filesを選択し、前回作成した形状ファイルを読み込みます。



ファイルを読み込むときの単位指定は、とりあえずミリメートルにしておきましょう。サンプルの人よりもかなり小さく表示されるはずなので、人を削除し、適切な大きさにズームします。(上図)
読み込んだ際に、「○○○ triangles imported from STL file,0 flat/null triangles skipped.」というメッセージが表示されますが、○○にあたる数字は、面を構成する三角形がいくつあるかということ。(この画像のお椀型の場合、378の面があります)
これはそのまま、紙に起こしたときの作業量に響きますので、この時点であまりに面が多すぎるようなら、ファイルを作り直した方がいいと思います。




3Dデータを展開する行程に入ります。ここが一番楽しいところかも。
プラグイン」メニューで「unfold tool」を選択すると、展開図作成ツールが起動します。使い方は簡単です。ある面をクリック→その面に接している別の面をクリック を繰り返していくと、果物の皮をむくように立体図が平面化されていきます。(上図)
面を選択する順番によって、最後まで開ききる前に接する面がなくなってしまったりもしますが、何回か試して感覚をつかめば、決して難しい作業ではありません。




パタパタと面を開いていって、お椀型の側面を完全に開ききった状態が上図です。
あとはこれを紙にプリントして組み立てるだけなのですが、紙にプリントするには、このstlデータをレイアウトソフトのIllustratorに取り込まなくてはいけません。

ということで、次回へ続きます!次回はいよいよ紙を切るよ!