工業デザインの練習帳

1988年生まれの工業デザイナー秋山慶太のブログです。

弦のある植物




植物園で見たディテールを思い出しながら、音の出そうな植物を想像していくつも絵を描いている。
ずっと前から考えていたアイデアの一つに、「弦が張ってある植物」があるんだけど、なかなかそれっぽい絵を描けずにいた。
以前描いた絵は描き込みはしたものの、種の中央に無理矢理弦を張ったようで、植物としてあんまり説得力のない絵になってしまっていた。今回はその部分がやや改善されたと思う。(上のスケッチ)

お椀型の固い殻にふたがしてあるような構造の果実を考えた。実が熟すにつれふたがめくれ上がりながら硬化し、ふたの内側に収まっていた弦のような繊維のテンションがだんだん高くなっていく。実が完全に熟す頃には弦はピンと張られ、殻に開いた穴から中身を食べに来た昆虫や小動物に弾かれて澄んだ音をたてる。
ギターのように弦が張ってある種子があったら素敵だなという単純な思いつきだけど、見た目もキャッチーにできそうだし、なんらかの形できちんと完成させたいと思っている。