ふしぎデザインブログ

デザイン事務所「ふしぎデザイン」の仕事や考え、メイキングなどを掲載するブログです。

設計→デザイン→制作




今回の作品では、手作りのものとしては初めて、CADで設計→二次元図面に書き出して指示図を作成→実際の加工 というステップを踏んでみている。要するに仕事でやってるプロセスのまねごとをしてみたんだけど、図面があると加工のときに迷いがなくていい。実際、図面上で定義した寸法とかもその場で変えてしまうことはあるけれど、構造上動かせない部分を先にきちっと決めておくことは大事なようだ。仕事でいっつも言われてることですね。
電化美術のFacebookで、リーダーの石塚さんが量産や設計は難しい、メーカーで作っているものはすごいと書いていたが、まさにその通りでその辺で売っているもののクオリティはすごい。それぞれの専門職が協力して、きちんとものを作れるなんてのは、ほとんど奇跡的な強度を持っている。自分のなかで、設計、デザイン、生産を曲がりなりにも分担してやってみてそのことがまざまざと分かってしまった。



ただ一方で、昨日アトリエで木の加工をしていて、思ったよりうまく加工できたことにもちょっと驚いた。なんだ、意外と木丸く切れるじゃんという感じ。これからもっと練習して加工がうまくなったら、外注いらずのプロトタイピングも夢ではないかも・・・(ちょっと大げさに言ってます)



手を動かして、久しぶりに粉が出るような作業も(平日の夜から)して、やはり落ち着くなーと思う。河井寛次郎の言葉に「手考足思」というのがあるけれど、それを絶対に忘れてはいけない。多摩美で学んだこともそういうことだったし。操る道具がなんであれ、きちんと自分の手を使って、そこからフィードバックされる資源をもとにリアルタイムでものを改善していくこと。
手でこねくり回して作ったようなものって、見ても触っても気持ちいい。自分が作ったものもそうであったらいいと思う。